• 数と式 • 根号計算 • 場合の数.順列.組合せ • 確率 • 2次関数 • 2次不等式 • 集合・命題・条件・証明 • 正弦定理,余弦定理 《数学Ⅱ・B》 • 指数関数.対数関数 • 微分・積分 |
◇解説◇ ○ 接線の方程式は,いままでに習った2つの公式の組合わせでできます。 点 (a,b) を通り,傾き m の直線の方程式は y−b = m(x−a) ・・・ (1) (数I) y= f(x) の x = a における接線の傾きは m = f'(a) ・・・ (2) (数II) y−f(a) = f'(a)(x−a) (a が定まればf(a), f'(a)が定まるので,方程式が定まります。) −−−−−−−− ○ 法線の方程式 点 (a,b) を通り接線に垂直な直線を,点 (a,b) における法線といいます。 法線は接線と垂直だから,その傾きは−・・・(3) 関数 y= f(x) 上の点( a, f(a) ) における法線の方程式は y−f(a) = −(x−a) |
(解説図) −−−−−−−− 接線の傾きが m = f’(a) であるとき,これに垂直な法線の傾きは,二直線の垂直条件 mm’=−1 から求めることができます。 すなわち,法線の傾きを m’ とすると, m’f’(a) = −1 より m’ =−(ただし, f’(a) ≠ 0) |
■例題 (1) y = x2 上の点 (1, 1) における接線の方程式 y’= 2x だから x = 1 のとき y’= 2 y−1 = 2(x−1) y = 2x−1 ・・・答 y = x2 上の点 (1, 1) における法線の方程式 法線の傾きは m’=− y−1 =−(x−1) y =−x+ ・・・答 (2) y = x2−2x における傾き −4 の接線の方程式 考え方 : f'(a) → a → f(a) の順に求めます。 y’= 2x−2 =−4 を解いて x =−1 このとき,y = 3 y−3 =−4 (x+1) y =−4x −1 ・・・答 |
(3) 点 (0,−2) から 曲線 y = x3 へ引いた接線の方程式 【 考え方 】 (A)×× 与えられた点 (0,−2) を通る直線の方程式を立てて,それが曲線に接する条件を求める方法 → 判別式の問題となり2次関数の場合しか解けない(よくない) 実演:点 (0,−2) を通る直線の方程式は, y+2 = m(x−0) → y = mx−2 この直線が,曲線 y = x3 と接するための傾き m の条件を求める。 → x3 = mx−2 が重解をもつ条件?? 2次関数でないので判別式は使えない?? 後の計算が大変 (B)◎◎ まず接線の方程式を立て,その中で与えられた点 (0,−2) を通るような接点を求める方法 → (よい) 実演:接点の座標を (p, p3) とおくと,接線の方程式は y−p3 = 3p2(x−p) この直線が点 (0,−2) を通るには -2−p3 = 3p2(-p) p3 = 1 p = 1 (実数) このとき,接線の方程式は y−1 = 3(x−1) y = 3x−2 ・・・ 答 |
■問題2 ・・・ 所要時間の目安=(1)は分数計算が大変。(2)はすぐできます。
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