• 数と式 • 根号計算 • 場合の数.順列.組合せ • 確率 • 2次関数 • 2次不等式 • 集合・命題・条件・証明 • 正弦定理,余弦定理 《数学Ⅱ・B》 • 指数関数.対数関数 • 微分・積分 ♪♥ この教材は,高校数学の基本問題のうち,積分定数の決定の「マイナーチェンジありカバー版」「広告なし」「パソコン用」ページです. ♫♣ 元の教材が通信トラブルなどで読めないときに,こちらを使ってください.なお,学習の記録は付いていません. |
== 積分定数の決定 ==○導関数F'(x)が与えられた場合,元の関数F(x)はそれを積分すれば求められますが,その場合,不定積分として積分定数Cが決まらない形になります. ○1つのxに対するF(x)の値
x=aのときy=bという形の式
が与えられていれば,この積分定数Cは決まります.すなわち,F(a)=bという式 すなわち,1つの通る点(a, b) ○このF(a)=bの形の条件式を「初期条件」といいます.(「初期」という言葉にはこだわる必要はなく,特にx=0のときの値だけでなく,他のxの値に対する場合,例えばF(3)=5のような場合でも,初期条件と呼ばれ,関数は確定します.) |
【要点】
一般に,導関数F'(x)だけが与えられたとき,元の関数F(x)の定数項Cは決まらない. 導関数F'(x)と初期条件F(a)=bが与えられると,定数項Cが決まり,関数F(x)が確定する
○[次の条件を満たす関数F(x)は確定できます]
…(1) ×[次の条件を満たす関数F(x)は確定できません] …(2) (1)では,と初期条件からCが求められますが (2)ではに対して,は初期条件になっておらず,Cを求める手掛かりがありません.(F'(x)の式ばかりだと,1つもCが含まれていないので,Cを決めることができません)
《例題》
(答案)F'(x)=2x, F(1)=3のとき,F(x)を求めなさい. F'(x)=2xだから 次に,F(1)=3だから1+C=3 C=2 ゆえに,・・・(答)
《要点》
まず不定積分を求め,次にCを定めます. |
【問題1】 次の条件を満たす関数を求めてください.
(1)
解答を見るF'(x)=2x−1 F(3)=1 |
(2)
解答を見るF'(x)=2x−1 F(1)=3 |
(3)
解答を見るF'(x)=3x2−2x F(1)=−1 |
(4)
解答を見るF'(x)=3x2−2x F(−1)=1 |
(5)
解答を見るF'(x)=1 F(5)=0 |
(6)
解答を見るF'(x)=1 F(0)=5 |
(7)
解答を見るF'(x)=x2+2x F(3)=0 |
(8)
解答を見るF'(x)=x2+2x F(0)=3 |
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